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CPAコラム

コラム1 会計と簿記

コラム1 会計と簿記簿記とは経済取引の記録計算方法の総称です。一方、会計は簿記の結果を分析・活用し、必要な関係者に開示して理解を得るまでを指します。
したがって簿記を学習しただけで会計ができることにはなりません。逆に簿記を知らずに会計を行うこともできません。簿記の結果を「使いこなせるか」、それが簿記と会計の境目です。「単なる記帳屋」に留まるか、それとも「会計人」として華やかなビジネスフィールドで羽ばたくか。すべてはこの違いを認識して学習できるかどうかにかかっています。

コラム2 広がる会計のフィールド

CPA会計コラム2会計というと、経理や財務といった限られた職種を連想しがちですが、現在は「お金を扱う全ての職業で必要とされるオールマイティなスキル」として脚光を浴びています。かつて優秀な営業マンといえば販売成績の良い営業マンを指しましたが、現在はそれだけでは不十分です。販売先の信用力を正確に判断して代金回収に備えるなど、常に会計的センスを光らせておかなければなりません。営業担当者にとっても会計は重要なスキルなのです。また、農業や漁業、公共団体、公的機関などでは従来のずさんな会計を見直し、積極的に企業会計の手法を導入し始めています。会計のフィールドは、さらに人間の経済活動がもたらす環境への負荷を認識測定する「環境会計」にも発展しています。

コラム3 企業経営は会計がリードする

CPA会計コラム3現在、会計現場での計算はほとんどがコンピュータまかせです。膨大な数字をいかに「生きたもの=経営に役立つもの」とするか、それが会計人の腕の見せ所。経理や財務はかつては裏方的な職種でしたが、今はその地位が大きく変わりつつあります。欧米では、最高経営責任者(CEO)や最高執行責任者(COO)と並ぶ最高財務責任者(CFO)が存在。経営戦略の立案や経営のプロフェッショナルとして強力な権限をもっています。CFOには経営課題の抽出や解決策を考える能力が求められますが、このCFOこそ実は次期CEO候補である場合がかなり多いのです。近年は日本でもこうした経営スタイルに移行する企業が増えています。「会計スキル」は、企業経営にとっては重要な共通言語のようなものといえるでしょう。

コラム4 「いまやりたい事をやる」という夢?

CPA会計コラム4日本の若者に「あなたの夢は?」と聞くと、「とりあえず今やりたいことができること」という答えが返ってきます。しかしそれは現在の願望であり、将来を視野に入れた「夢」とはいえないでしょう。もしあなたがこれと似た状況であっても嘆く必要はありません。将来の夢がきらびやかである必要などありません。自分が目標とする社会的位置が描けるように、色々な知識を収集することです。興味の湧く仕事に絞り込んで勉強すれば、おのずと将来が予測できるようになるでしょう。注意するのは、「やりたいこと」と「やれること」の違いを意識すること。楽に稼げてカッコいい仕事は競争が激しく、才能や運がなければ到底ムリ。そう考えると、着実に努力が実を結ぶ「地に足が着いた仕事」もなかなか魅力的に思えてくるでしょう?「稼ぐ」ということは、社会に仕事の価値が認められ、その対価としてお金をもらうわけです。価値を生み出す方法はいくらでもありますが、あらゆるビジネスシーンに共通する「会計」は強力で使い勝手の良い武器になります。「稼げる」人間になりたければ、「会計」を身につけるのが近道といえるでしょう。

コラム5 日商簿記検定1級の価値

CPA会計コラム5日本商工会議所が主催する簿記検定1級は毎年2回実施され、それぞれ全国で2万人程度受験します。合格率は10%前後と国家試験レベルで、非常に難しい検定試験として認識されています。試験のレベルは「大学程度の商業簿記・工業簿記・原価計算並びに会計学を修得し、財務諸表規則・その他企業会計に関する法規を理解している。」と規定されていますが、現在の大学における会計教育のレベルは到底1級のレベルに及んでいません。一流大学と呼ばれる大学でもせいぜい3級レベルがやっとというところです(一般的な商業高校の修得レベルにも達していません)。一般的に簿記検定としてメジャーとなっているのは日商2級ですが、2級と1級とでは全くの別物として認識したほうが良いです。科目数は2倍ですが、出題範囲は10倍以上といっても過言ではありません。したがって、日商1級取得者はビジネスシーンで重宝され、企業の重要な経理・財務担当者ないし責任者として活躍することとなります。また、税理士試験の受験資格にもなっているため、会計専門家としての登竜門のように位置付けることもできます。なお、全経簿記検定(全国経理学校協会主催簿記能力検定)もあり、日商簿記検定と同等の内容の試験が行われていますが、級のレベルに差が見受けられます。一般的には日商簿記の一段低い級が相当級とみなされます。

コラム6 2ヶ月で目指す日商1級

CPA会計コラム6簿記検定を勉強したことがある方なら、1級取得には最低1年間は必要とされるというのが常識です。合格までに2~3年掛かる方も多く、通常は「たったの2ヶ月間で1級に挑戦する」などは無謀としかとらえられない行為です。しかし、CPAでは長年この指導方法を実践しています。もちろん、高校時代に全く簿記を学んだことの無い学生も同じ扱いをします。「乱暴ではないか」とう意見もありますが、実際に成果を出しているのです。もちろん、少数の学生のみが合格することとなりますが、それ以外の学生も、その後の検定でここでの経験が生きてくるのです。

CPAがこのような指導方法に至った背景には、「簿記」についての考え方が他とは異なることが挙げられます。CPAでは簿記を「級」で区切る必要はないと考えています。つまり、本当の簿記を教えれば、必然的に1級のレベルとなるのです。むしろ、3級や2級のように検定試験を実施するために、人為的に学習範囲を限定すること自体に疑問を覚えます。
「そんなことが本当にできるの」と疑問を持たれた方は、是非、CPAの授業現場をご覧になってみてください。学生が集中し極めて真剣に学んでいる姿を確かめていただければ、納得していただけると確信しております。

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