学校長挨拶

皆さんは「学び」とは何か考えたことがあるでしょうか。学校に通って教科書に沿って定期試験をこなしていくことが本当に「学び」になると思っているでしょうか。そもそも教育というものは、「みなさんが社会に出た時に、社会の役に立って、相互に助け合って暮らしていくことができるように、必要な能力を授けること」に最大の目的があります。その点、義務教育の内容は、確かに基礎的で汎用性の高いもので、誰もが学ぶべき内容といえます。しかし、その先に進めば進むほど、誰もが学ぶべきものとは乖離していきます。だからこそ、それぞれが進むべき分野を見据え、専門的な学識やスキルの習得に努めなければならないのです。しかし、日本の場合はとにかく有名な4年制大学に進学することが理想の教育とされ、大学受験のために普通科目の勉強こそ王道とばかりに、進むべき分野や専門領域の選択は「先送り」の人ばかりです。そしてそれを精緻化・先鋭化させ、大学入試突破が勉強の目的となり、受験だけで精根尽き果て、その後の鍛錬や研鑽はおろそかな状態となっています。これで日本の教育は問題ないのでしょうか。もちろんそんなはずはなく、現実問題として、立派な4年制大学を卒業しても社会で活躍できずに苦しむ若者で溢れています。東京CPA会計学院はこのような実態を憂いて、本物の「学び」を通じた人材育成に全精力を傾ける学校です。世の受験偏差値ランキングなど眼中にない、ひたすら実直に会計分野での高度な専門能力習得を目指す「真の教育機関」と自負しております。みなさんがご自身の長い人生を考えた時に、どんな教育を受けたいのか、本物の「学び」とは何かをぜひ、真剣に考えてもらいたいと思います。